この記事は、Thunderbird バージョン 68.0 におけるユーザー向けの主な変更点について書かれています。すべての変更点の詳細は、Thunderbird 68.0 のリリースノート をご覧ください。
新しいアプリメニュー
Thunderbird 68 の特徴は、アプリメニューの大きな変更にあります。新しいメニューは、アイコンと区切りのあるシングルペインで、簡単に操作できるすっきりとしたものになっています。メニューアイテムを選ぶとアニメーションでサブメニューに切り替わるため、応答性が良く現代的なメニューであると感じるでしょう。
オプション設定のタブ化
Thunderbird のオプション設定は、ダイアログウィンドウウインドウ 表示からタブ表示に変更されました。新しい設定タブは、設定項目のスペースが確保され、コンテンツが整理されました。また、Thunderbird の他の部分とも調和した外観になっています。新しい設定タブは、ウィンドウウインドウ を切り替えた時に、開いている設定を見失うことなく、マルチタスクで簡単に操作できます。
フルカラー選択に対応
Thunderbird は、アプリケーション全体でフルカラー選択に対応しました。これは、メッセージのテキストやタグの色を、お望みの色に変更できることを意味します。
ダークテーマのサポート
既定デフォルト のダークテーマが、メッセージスレッドペインや他の多くの部分で改善されました。 Thunderbird で利用可能なダークテーマのメッセージスレッドペインへの対応が強化され、他の多くの部分で改善されました。
添付ファイルの管理
添付ファイルを管理するための機能がさらに追加されました。メールから新しい場所へのリンクを維持したまま、添付ファイルを "分離" して別のフォルダーに保存できます。また、
オプションで、分離したファイルの保存先のフォルダーを開けます。
ファイルリンクの改善
すでにアップロードされたファイルリンク添付が、再度アップロードせずに再びリンクされるようになりました。また、既定デフォルト のファイルリンクプロバイダーである WeTransfer を利用する場合は、アカウント登録が不要になりました。
Box や Dropbox など他のファイルリンクプロバイダーは既定デフォルト で含まれていませんが、Dropbox と Box のアドオンを追加することで利用可能になります。
他の変更点
他にも、Thunderbird 68 を洗練し、機能を強化する多くの細かな変更点があります。メッセージ作成時の新しくなった To/CC/BCC セレクター、定期的な実行が可能になったフィルター、フィード記事を外部の添付としてリンク表示するなど。
このリリースでは多くの更新が行われています。すべての変更点のリストは、Thunderbird 68 リリースノート をご覧ください。